接着剤が塗布されたシールホース(ポリエステル繊維+ポリエチレン樹脂)を空気圧により既設管内に反転挿入し、
既設管を補強・更生する工法です。

施工区間の両端に作業坑を掘削し、水道管を切断後管内通線を行います。
その後、クリーニング治具(スクレーパー、ワイヤーブラシ、スワッパ等)を通し、
管内のクリーニングを行います。また、必要に応じて高圧洗浄で仕上げます。
現場近くの基地で、シールホース内に接着剤を均一に塗布し、車載された反転機内に巻き取ります。
その後、現場に搬送します。
現場到着後、反転機内にエアーを送り込み、シールホースを反転し、管内に挿入していきます。
曲がり管の多い場合は、ベルトで誘導する方法や先端を減圧し、誘導する方法もあります。
反転挿入終了後、接着剤を硬化養生します。常温のまま圧力を一定時間保持して自然に硬化させます。
(蒸気により強制加熱して硬化させる方法もあります。)

硬化終了後、端部を切断し、管端リング(SUS等)でシールホースを確実に固定します。

  • ・強靭なシールホースをライニングすることにより耐久性・耐震性を向上させます。
  • ・耐内水圧、耐外水圧に優れています。
  • ・錆の発生や継手からの漏水を防ぎます。
  • ・JWWA-K138 2004.日本水道協会規格に適合した材料(ホース、接着剤)なので
     水質に無害で寿命は半永久的です。
  • ・反転工法なので、挿入時の抵抗が小さく短時間でロングスパン施工が可能です。